春休み

今年の春休みは本当に暇だった。去年までは部活動があったので暇になることなんてなかったのですが、部活を引退してからは本当に暇になった。夏休みにはお盆、冬休みには正月があるので部活にもまとまった休みがあるのですが、春休みにはそういった「世間的な休み」がないので、全体で大体三日ぐらいしか休みがなかった。しかし、去年の夏で部活を引退した僕は暇のつぶし方がわからず、莫大な時間を持て余している状態でした。そういう時は適当に街に出て、レコードショップや古着屋を見て回る事をしていたのですが、そもそも大してお金もないのでちょっと買ったらそれで終わりになります。「レコードショップと古着屋巡り」というとオシャレで文化的な趣味だなと思われるかもしれませんが、僕はただ安く物を手に入れたいだけなので、ほぼ服やレコードの値段に文句をつけて回っているようなものです。最悪だ。 

「今年の春は花見するぞ!」と散々言っておきながら、当たり前のように一回も花見をしていない。人が集まらなかったとかそういうのではなく、たぶん花見が別にやりたくなかったからだと思う。春が来たら気温もあったかくて気持ちいいんだろうな〜と冬には思っていたけど、実際に春がくるとそんなこと微塵も感じない。たぶん自分は、「花見をすることによって春の訪れを体で感じ、今後の生きる活力にしたい」くらいの立派なことを考えていたのだろうが、花なんて見なくても春は感じざるをえないし、そもそも花見なんて友達が多く、私生活が充実している人間が仲間と語り合う場だと思うし、自分のような本当に一度も春休み中に遊びの誘いが来ないようなロンリネス人間が一人でやっても何も得ることがないと気付いた。死にたくなってきた。一生花見はしない。

あと今年の春休みから英会話を始めました。別に明確な目的があるわけでもなく、もし自分が日本で社会的に死んだり日本にいられない事態になった時に、外国で生きれないとまずいなと思ったくらいです。でもこんな理由で英会話を習いに来る15歳なんていないだろうし、もうここまで来ると逆にかなり明確な理由になっているような気がする。さっき書いたように、春休み中に一回も遊びに誘われず、友達とも会わなかったので春休みに会話した相手に家族か外人かというとんでもない振れ幅ができてしまった。あとこれはさっき気づいたことなんですが、僕は「MY NAME  IS」と書かれたリュックを英会話に持って行っていて、めちゃくちゃ英会話に気合が入ってるやつみたいで恥ずかしいなと思いました。「MY NAME  IS」て。自己紹介する気満々だし。 

まあ今年の春休みはこんな感じでした。明日は始業式です。もう高校生なんですね。中高一貫なので学校も変わらないし楽でいいです。今日はもうここら辺で終わりにします。